『大阪都構想』を目指す「大阪維新の会」に、「公明党」が味方に付いたようです。
いままで『大阪都構想』に反対していた公明党が、賛成する方針に切り替えたのです。
これは、ちょっと意外なニュースでした。
『大阪都構想』は住民投票で否決されて、挫折したと思っていたからです。
ところが「大阪維新の会」は、あの後も地道に頑張っていたようです。
今回は、都構想が住民投票で否決されてからの流れをざっくりまとめてみました。
公明党が態度を変えた
『大阪都構想』に対しては「自民党」をはじめ、大多数の政党が反対しています。
「公明党」も、これまでは『大阪都構想』に反対の立場を取ってきましたが、ここで方針を変えたようです。
公明党の大阪市議団のツイッターアカウントの紹介文が変わってる。
「都構想反対」をしれっと消去してる・・・ pic.twitter.com/H87HSjqlPq— TO☆RA (@torasaburai) May 17, 2019
先月に大阪府知事・大阪市長のダブル選挙が行われたとき、「大阪維新の会」が圧勝したのを“民意”と受け止めたからです。
まず「公明党・大阪府本部」は、『大阪都構想』を決めるために、もう一度「住民投票」を行う事を認めました。
さらに、この住民投票の容認だけでなく「基本的には都構想に賛成の立場を取る」と言っているようです。
ただ公明党の内部で意見が統一されていないので、最終的な合意には至っていません。
「大阪維新の会」圧勝の理由は?
それにしても、知事選と市長選で「大阪維新の会」が圧勝できた理由は何だったのでしょうか?
今さら思うことだが、大阪W選挙の結果を受けてマスコミは少しでも偏向報道を認めてほしい。
最大の情報源(特に高齢者に)であるマスコミを味方につけた自民共産党(公明党)が完敗という結果。
偏向報道し続けた事をええ加減謝れよ。 pic.twitter.com/NDaAdgYuHj— 堺市長には永藤ひでき候補を (@K7383) December 2, 2015
理由のひとつとして、候補者に「実績」があった事が挙げられそうです。
今回“大阪府知事”に当選した吉村氏は、以前は“大阪市長”をしていて、逆に“大阪府知事”をしていた松井氏は、今回“大阪市長”に当選しています。
そして吉村氏は、任期中に『大阪市営地下鉄の民営化』や『2025年万博の大阪誘致』を実現させています。
一方で、『大阪都構想』が流れた後、反対派が作った“大阪府”と”大阪市“の調整機関が失敗に終わったという事もあるようです。
通称“大阪会議”ともいわれた『大阪戦略調整会議』は、何度か会議が開かれたものの、結局は機能しなくなってしまったそうです。
二度目の挑戦に希望はあるのか?
それにしても、いちど住民投票をしてダメだったという結果があるのに、二度目で結果が変わったりするものでしょうか?
やはり「都構想」はちゃんと争点にしないといけないのです。 pic.twitter.com/bskt2ZkcNn
— 市民1000人委員会 (@1000Shimin) May 15, 2019
ただ、二度の住民投票に期待できそうな要素もあるようです。
まず前回の住民投票は“僅差で否決になった”のであり、約半数の賛成者もいたという事です。
そしてもう一つは、前回の時は橋下氏一人の力で推進していたような所がありましたが、今回はだいぶ人材が育ってきたと言えそうです。
2015年の頃とでは、環境も変化してきています。
根が深そうな問題なので、どうなるのか予想がつかない感じです。
ネットの反応
このニュースに対して、ネットの反応としては
民意というけれど、公明党の主張を支持して投票した人への責任はどうするのか
政局ばかり報道するマスコミにはウンザリする
政局より政策を報道するべきだ
維新が勝ったから100%正しいとも言えないだろう
パワーバランスで日和らないでほしい
という意見が見られました。