アメリカがファーウェイに禁輸措置を発動してから、ファーウェイ製品への不安が広がってきたようです。
日本の携帯電話大手3社は、これから発売になるファーウェイのスマホの発売延期や予約を停止しています。
急にこんな騒ぎになってしまうと、気になるのは「既存の機種」への不安だと思います。
それにしても、ファーウェイのスマホは本当に危険なのでしょうか?そして対策の方法はあるのでしょうか・・・。
ファーウェイが危険だという根拠
どうやらファーウェイ製品からは「外部から侵入できるしくみ」が見つかっているようです。
【バックドア】って何?
防犯・犯罪学などでは
「正規の手続きを踏まない侵入口」だそうです「本来はIDやパスワードで使用権を確認するコンピュータ機能を
秘密裏に使用するために設けられた通信接続の機能」無許可に覗いて、そして奪う…
安全保障上の脅威なのは明白。https://t.co/ce62ZdolZy— Chieko Nagayama (@RibbonChieko) May 20, 2019
ただ どんな情報が流出したとか、実際の被害が公開されている訳ではありません。
ファーウェイ側も「それは“バグ”だ」と主張しています。
何だか「危険だ」と騒がれている割には、実際にどういう被害に遭ったのか?という事がイマイチはっきりしません。
だから、こういう問題は分かりにくいのだと思います。
どうやらこれには、攻撃された側も”正当に被害を主張する事が出来ない”理由があるようです。
というのは、アメリカが「中国に情報を抜き取られた」という事実を「サイバー攻撃やハッキングなどで得た」とすれば、こちらも相手ばかりを責める訳にはいかないからです。
結局、情報戦というのは「攻め」たり「守ったり」するしか手段は無く、話し合いでケリがつく問題ではないのかもしれません。
ただ「情報はいちど盗られてしまったら、おしまい」という事だけは言えそうです・・・。
一般人にも被害は出ているのか?
ファーウェイのスパイ疑惑で、今のところ民間レベルの被害は公表されていないようです。
ファーウェイの個人向けスマホから、個人情報が抜き取られているという話も出ていないようです。
とはいえ、そこまで「追求していない」というだけの話かもしれません。
ただ、実際に被害が報告されていないとなると「やっぱりコスパの良いスマホには変えられない」という人が増えそうですよね。
そういう人が増えると、シェアがどんどん伸びて、国産の通信機器メーカーが競争に負けてしまいます。
そうなってくると、今度は国家的なレベルでの「情報戦」でも負ける事になります。
謎めいたファーウェイ創業者一族、後継者逮捕で注目https://t.co/4Acjp9nUrJ
国策としてやっているのだから、表には出ないでしょうましてや、創業者は人民解放軍がらみ
端末価格はコスパが良い(政府からの補助金?)
逮捕で国を挙げての抗議、カナダ人の逮捕
とくれば・・情報戦は、深く静かに
— ドクダミ茶 (@dokudamicl60) December 12, 2018
だからアメリカでは、ファーフェイ製品を「物理的に排除」しようとしているのかもしれません。
この問題は、ハーウェイ製品そのものというよりは、ハーウェイのバックにいる中国政府に危機感を持つ必要がありそうです。
個人レベルのスマホ対策は?
個人も結局は、グーグルやアマゾンなどに情報を取られているわけですが、ここは生活の利便性との兼ね合いで考えるしかないと思います。
そこで対策としてはベタですが、スマホではクレカの支払いや大切なパスワードは入力しないといった方法くらいでしょうか・・・。
そして「何かあったら嫌だな」という状況であれば、何も不安要素を抱えたファーウェイ製品を使う必要はないかもしれません。
他にも今後の流れとして「アメリカ発のサービスが使えなくなるかもしれない」というリスクが出て来ています。