市場動向
■家計調査による衣料購入状況
2012年、総世帯の「被服及び履物」年間平均購入金額は126,110円であり、2008年より8,673円減少した。
(出典)総務省統計局「家計調査年報(家計収支編)」
■アパレル総小売市場の主な分類と推移
- 2012年の「婦人服・洋品」は5兆7,500億円で、2008年より6.8%減少した。
- 2012年の「紳士服・洋品」は8,960億円で、2008年より4.9%減少した。
- 2012年の「ベビー・子供服・洋品」は2兆5,185億円で、2008年より7.3%減少した。
(出典)矢野経済研究所「国内アパレル市場に関する調査結果 2013」
業界動向
■アパレル業界の売上高合計
2012年のアパレル小売市場は10兆942億円で、2008年より1%増加した。
(出典)経済産業省「商業販売統計年報」
■2012年度売上高 上位10社
首位のファーストリテイリングは、2位と3位の2倍以上の売上があった。
1位:ファーストリテイリング | 9,286億円 |
2位:しまむら | 4,910億円 |
3位:ワールド | 3,364億円 |
4位:オンワードホールディングス | 2,583億円 |
5位:青山商事 | 2,124億円 |
6位:TSIホールディングス | 1,855億円 |
7位:ワコールホールディングス | 1,771億円 |
8位:AOKIホールディングス | 1,605億円 |
9位:グンゼ | 1,323億円 |
10位:西松屋チェーン | 1,225億円 |
(資料)業界動向SEARCH.COM
上位3社の動向
①事業内容
- ファーストリテイリング:アパレル製造小売業。製造から販売までの過程を一貫して行っている。
- しまむら:衣料品を主としたソフトグッズの販売を行うチェーンストア。
- ワールド:衣料品と服飾装身具の縫製加工と、卸売、小売を行っている。
②2012年の売上高営業利益率
- ファーストリテイリングの売上高営業利益率は13.6%で、2008年より1.3%減少加している。
- しまむらの売上高営業利益率は9.3%で、2008年より1.1%増加している。
- ワールドの売上高営業利益率は2.1%で、2008年より3%減少している。
③2008年~2012年の店舗数の推移と1店舗当たり売上高
- ファーストリテイリングの店舗数は2,222軒で、2008年より264軒増加した。増加分のうち238軒が海外店舗である。
- しまむらの店舗数は1,808軒で、2008年より257軒増加した。増加分のうち6軒が海外店舗である。
- ワールドのグループ全体としての店舗数は公開されていない。